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一般社団法人 事業主共生連

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COLUMN

コラム

個人事業主を始める際、退職前にするべきこと

個人事業主として独立する前に、会社員のうちにやっておくべき準備があります。スムーズに開業し、安定した事業運営をスタートするために、退職前にやるべきことを解説します。


1. 資金の準備

  1. 生活費の確保

    事業が軌道に乗るまでの間、収入が不安定になる可能性があるため、最低でも6か月分の生活費を貯金しておくことが理想です。

  2. 開業資金の確保

    開業に必要な資金を把握し、事前に準備しましょう。

    ・事務所の契約費用(自宅開業の場合は不要)

    ・パソコン・業務用ソフトの購入

    ・名刺・ホームページ作成費用

    ・必要な機材や材料の購入費


2. 退職後の社会保険・税金の手続きを確認

  1. 健康保険の切り替え

    退職後の健康保険は以下の3つから選択できます。

    ・任意継続(退職前の会社の健康保険を最長2年間継続)

    ・国民健康保険(自治体の国保に加入)

    ・配偶者の扶養(条件を満たせば加入可能)

  2. 年金の手続き

    退職後は会社の厚生年金から国民年金に切り替えが必要です。

  3. 失業保険の確認

    失業保険(雇用保険の基本手当)は、個人事業主として開業すると受給できません。


3. 人脈・取引先の確保

  1. 会社の取引先や人脈を整理

    退職後も連絡を取りやすいように、名刺や連絡先を整理

    可能なら、退職前に独立後の仕事の話をしておく

  2. SNS・Webサイトの準備

    事業用のホームページ・SNSアカウントを作成

    退職後すぐに集客できるよう、事前に準備しておく


4. クレジットカード・ローンの準備

  1. 退職前にクレジットカードを作る

    個人事業主になると、クレジットカードの審査が厳しくなるため、退職前に事業用のクレジットカードを作成しておく。

  2. ローンの申し込み

    住宅ローンや事業用の融資は、会社員のうちに申し込んだほうが通りやすいため、必要なら検討。


5. 開業準備

  1. 開業届の準備

    個人事業主として開業するには、税務署に開業届を提出する必要があります。

  2. 必要な許可や資格の確認

    業種によっては、開業に許可や資格が必要な場合があります。

    例:飲食業(食品衛生責任者、営業許可)

    例:美容業(美容師免許)


まとめ

個人事業主として成功するためには、退職前に資金・人脈・各種手続きをしっかり準備しておくことが重要です。特に、生活費の確保やクレジットカードの作成、社会保険の切り替えなどは、退職前に済ませるとスムーズに開業できます。しっかり準備を整えて、安心して独立に踏み出しましょう!

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