top of page

一般社団法人 事業主共生連

logo2.png
Image by little plant

COLUMN

コラム

開業届の提出:個人事業主になるための手続き

個人事業主としてビジネスを始める際には、税務署に「開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)」を提出する必要があります。本記事では、開業届の提出方法や注意点について詳しく解説します。


1. 開業届とは?

開業届とは、個人が事業を開始したことを税務署に知らせるための書類です。これを提出することで正式に「個人事業主」として認められ、確定申告などの手続きが必要になります。


2. 開業届を提出する理由

  1. 事業の証明

    開業届を提出することで、事業用の銀行口座の開設や融資の申し込みがスムーズになります。

  2. 青色申告の適用

    開業届と同時に「青色申告承認申請書」を提出すると、最大65万円の控除が受けられるなど、税制上のメリットがあります。

  3. 節税効果

    事業に関する経費を計上しやすくなるため、適切な税金対策が可能になります。


3. 開業届の提出方法

開業届は以下の方法で提出できます。


  1. 税務署に直接提出

    最寄りの税務署へ持参し、窓口で提出します。

  2. 郵送で提出

    開業届を記入し、税務署に郵送することも可能です。控えを受け取るために、返信用封筒(切手付き)を同封すると便利です。

  3. e-Tax(電子申告)で提出

    オンラインで開業届を提出できる方法です。e-Taxを利用すると、税務署に行かずに手続きを完了できます。


4. 開業届の記入方法

開業届には以下の項目を記入します。


  • 氏名・住所・生年月日

  • 屋号(任意)

  • 事業開始日

  • 事業の概要(どのような業種で開業するのか)

  • 所得の種類(事業所得・不動産所得など)

  • 申告の種類(白色申告または青色申告)


5. 提出期限と注意点

  1. 提出期限

    開業日から1ヶ月以内に提出することが推奨されています。ただし、遅れても罰則はありません。

  2. 青色申告の申請

    青色申告を希望する場合は、「青色申告承認申請書」も開業届と同時に提出しましょう。

  3. 屋号の記入

    屋号は必須ではありませんが、ビジネスのブランドとして活用できます。


6. 開業届提出後の流れ

開業届を提出した後は、以下の手続きを進めることをおすすめします。


  • 事業用の銀行口座を開設

  • 会計ソフトを導入し、経理管理を始める

  • 集客のためにWebサイトやSNSを活用


まとめ

開業届を提出することで、正式に個人事業主として活動できます。提出方法を確認し、スムーズに手続きを進めましょう。特に、青色申告の申請を忘れずに行うことで、節税効果を最大限活用できます。

bottom of page